「ハンドドリップで美味しいコーヒーを淹れるには?」ハンドドリップセミナーに行ってきた!

ハンドドリップをしている写真

ハンドドリップをしてもあまり美味しくできないという悩みはありませんか?
私もその一人です。
渋谷の「WHITE GLASS COFFEE」さんのハンドドリップセミナーに参加して、WHITE GLASS COFFEE流の抽出方法を教わってきました。
今回はそれを踏まえ、ペーパーフィルターを使ったハンドドリップの方法をシェアしたいと思います!

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1.コーヒーの味を決める4つの要因

1.焙煎日と焙煎度合い

コーヒーの味を決める4つの要因の1つ目は「焙煎日と焙煎度合い」です。

コーヒー豆は焙煎したてのものが最も風味が強く、時間が経つほど弱くなります。
つまり、焙煎日が近い豆から抽出した方が風味がよく出るというわけです。
風味が弱いと感じる場合は、焙煎日を確認してみてください。
そして、基本的には焙煎後3〜2週間で飲み切ってください。

コーヒー豆

また、焙煎度合いによって風味の傾向があります。
浅煎りのものは、フルーティー・華やか・スッキリといった特徴があります。
深煎りのものは、苦さ・香ばしさ・コクといった特徴があります。
中煎りは浅煎りと深煎りの特徴をバランスよく取り入れたものです。
お好みの焙煎度合いを選んでください。

※焙煎度合いはお店によって表現方法が異なるようです。
例えば、A店で言う「深煎り」はB店で言う「中深煎り」にあたる、というようなことがあるそうです。
できればお店で焙煎された豆そのものの状態を見て選ぶのが良いそうです。

2.お湯の温度と量

コーヒーの味を決める4つの要因の2つ目は「お湯の温度と量」です。

WHITE GLASS COFFEE流では、温度は90〜96度がおすすめだそう。
温度が高いと、コーヒー豆の成分を多く抽出でき、低いとあまり抽出できなくなります。

お湯の量は、豆6gに対してお湯100g。少し濃いめが良い場合は豆8gに対してお湯100gです。
お湯が多いほど薄く、お湯が少ないほど濃いコーヒーになります。

ケトル

ちなみに、PostCoffeeが言うには、お湯の温度は90〜95度がおすすめだそう。
深煎りの豆は80度台後半くらいのお湯で抽出すると、まろやかな甘さを感じられるそうです。
お湯の量は、コーヒー豆の重さの16倍をお薦めしています。

よくコーヒー豆や粉をすくう深めのスプーンがあると思いますが、あれ1杯がコーヒー1杯分と言うわけではありません。
重さを計りましょう。

3.粉の挽き目

コーヒーの味を決める4つの要因の3つ目は「粉の挽き目」です。

挽き目というのは、豆から粉にする時の細かさです。
細かく挽くほど酸味は少なく、苦味が強く、雑味が多くなります。
粗く挽くほど酸味が強く、苦味が弱く、雑味が少なくなります。

フィルターと粉

この粉の挽き目は、次の項目の抽出時間にも関わってきます。

4.抽出時間

コーヒーの味を決める4つの要因の4つ目は「抽出時間」です。

コーヒーは、「酸味→甘味→苦味→雑味」の順で味が抽出されます。
また、お湯に触れている時間が長いほど成分が出てきます。
よって、抽出時間が長いほど雑味の多いコーヒーになり、抽出時間が短いほど酸味の強いコーヒーになります。

先ほどのコーヒーの挽き目もあわせて見ると、挽き目が細かい方が抽出時間が長くなり苦味・雑味が出てきます。また、粗い方が抽出時間が短くなり酸味・甘みのあるコーヒーになります。

2.ハンドドリップで準備するもの

ペーパーフィルターを使ったハンドドリップで準備するものは以下の5つです。

  • ・ドリッパー
  • ・ペーパーフィルター
  • ・コーヒーサーバー(カップでも◯)
  • ・ドリップポット(口の細いやかんみたいなやつ・急須でも代用可能)
  • ・スケール(はかり)

普段ハンドドリップをする人は、ドリッパーとペーパーフィルターはお持ちかもしれません。
しかし、スケールがとても重要なのでスケールを準備してくださいね。
ドリップポットも、うまくお湯を注ぐために必要です。

3.コーヒーを抽出しよう!

WHITE GLASS COFFEE流では、コーヒー豆は17gで淹れていきます。

1.ペーパーフィルターとサーバーを濡らして温める

まずは、コーヒーサーバーの上にドリッパーとペーパーフィルターをセットし、ペーパーフィルターをお湯で濡らします。

落ちたお湯は捨てて、コーヒーサーバーは空にしておきましょう。

そして、フィルターにコーヒー粉を入れ、平らに均しましょう。

フィルターを濡らすのは、フィルター(紙)の味を落とすためと、コーヒーの成分を出来るだけ抽出できるようにするためだそうです。
この時コーヒーサーバーに落ちたお湯を飲むとほんのり紙の味がするらしいです(!!!)。

2.1投目&蒸らし

1投目を注ぎ始めるときにタイマーをスタートさせます。

中心から外側に向けて、粉全体が濡れるようにお湯を注ぎます。
お湯の量は粉の重さの1.5〜2倍程度です(粉17gの場合は30〜35g程度)。
この時、ペーパーに直接お湯が当たらないようにしましょう。

そして、20〜30秒蒸らします。

3.2投目

中心から「の」の字を描くように円く外側にお湯を注いでいきます。
外側1cmくらいはお湯をかけずに残しておきます。
外側までいったら中心に向けて円くお湯を注ぎ、中心まで行ったらまた外側に向けて注ぐ、という感じです。

2投目では、お湯は150gくらいまで注ぎます。
また、ここまでにかける時間は1分10秒程度です。
注ぐお湯が太すぎたり細すぎたりしないように調整しながら注ぎましょう。

ハンドドリップ

4.3投目

2投目のお湯が1/3くらい落ちたら、3投目を注ぎます。
中心から外側に向けて500円玉くらいの大きさにお湯を注いでいきます。

3投目では、お湯は200gまで注ぎます。

5.4投目

3投目のお湯が2/3くらい落ちたら、4投目を注ぎます。
3投目と同じく、中心から外側に向けて500円玉くらいの大きさにお湯を注いでいきます。

4投目では、290gまでお湯を注ぎます。
お湯を注ぐのはここまでです。
ここまでにかける時間は2分10秒くらいです。

ドリップコーヒー

お湯が全部落ち切るまでドリッパーはコーヒーサーバーに乗せたままにしておきます。
全部落ち切ったらドリッパーを外し、サーバー内のコーヒーを攪拌して濃さを均一にします。

カップにコーヒーを注いで飲みましょう!

4.セミナーの感想

スタッフさんがとても丁寧で、理由までしっかりお話ししてくださってわかりやすかったです。
学びの多い1時間半強でした。

今日使わせてもらった豆は、ブラジルとタンザニアの中深煎りのブレンド「スートブラウン」でした。
豆そのものの味が良いせいもあると思いますが、それなりに美味しく淹れることができました。

他の参加者の方が淹れたコーヒーも飲ませていただいたのですが、「淹れる人によってこんなに味が違うのか!」と面白かったです。
また、スタッフさんが淹れたものは丸みがあってやはり美味しかったです。

本当に美味しく淹れられたコーヒーは時間が経っても酸っぱくならないのですが、私のは酸っぱくなっていました。
精進します!

そして、コーヒーを飲みながら、WHITE GLASS COFFEEさんで出しているスイーツもいただきました!

スイーツ

チーズケーキとブラウニーとティラミスです。
チーズケーキはクッキー部分がザクザクで大好きな食感でした。
ブラウニーとティラミスに使われているチョコは、系列店のgreen bean to bar CHOCOLATEさんのチョコを使っているとのことです。
めちゃくちゃ美味しかったです。

今後も何かしらのセミナーをするかもしれないとのことなので、要チェックです!

5.まとめ

最終的には細かい部分は「お好みに合わせて」ということにはなるのですが、まずは豆の量とお湯の量と時間をしっかり計って淹れることから始めましょう。

1杯分ずつ淹れるのが最も安定した味でコーヒーを淹れられるそうですが、複数杯分一気に抽出する場合も、豆の重さとお湯の量は倍数にしていけば良いそうです。

豆の挽き方やお湯の量、抽出スピード等、いろいろと試しながらお好みの味になる淹れ方を見つけていきましょう!

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この記事を書いた人

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yui

東京都在住の26歳会社員。

カフェ巡りと音楽・お笑い・バスケが好き。

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